イラストレーターとは
個性あふれるイラストで人々を魅了する
イラストレーターは絵を描くことを職業としている人のことです。
雑誌や小説の表紙イラストや挿絵、ゲームやアニメのキャラクターデザイン、商品のパッケージなどイラストレーターの仕事は日常のさまざまな場所で目にすることができます。
ゲーム企業やデザイン事務所に就職することもあれば、フリーランスとして働くこともあります。
時間に融通のきく仕事なので副業として本業の合間に作業をしている人も多いです。
イラストは本やゲーム、広告で一番最初に目につく要素であり、イラストの魅力次第で売り上げにも大きく影響します。
そのため、魅力あるイラストを描けるイラストレーターの価値は高いです。
イラストレーターの仕事内容
想像力を膨らませ魅力的なキャラクターを生み出す
イラストレーターの仕事ではクライアントから依頼を受けて、それに合わせたイラストを納品します。
雑誌の表紙、小説の挿絵、キャラクターデザイン、パッケージイラストなどイラストの仕事はさまざまな種類があります。
自分の担当した作品がヒットすればアニメやコミカライズなどメディアミックスへと展開していくこともあります。
最近では支援サイトや個人販売サービスが充実したことにより、クライアントからの依頼ではなく、販売やサブスクリプションで自分のファンから直接対価を得る人も増えています。
打ち合わせ- クライアントとどんなイラストを制作するか打ち合わせをします。
イラストレーターは小説やゲームの内容に合わせてキャラクターデザインをしたり、挿絵や一枚絵として作品を描いたりします。
- ラフ提出
- 打ち合わせで決まった内容をもとにラフを描きます。
ラフは本格的な制作に取り掛かる前に描くアイディアをざっくりと描いた下書きのことで、構図やキャラクターの配置、装飾、色などを確認します。
複数のラフスケッチをクライアントに提出してOKが出たものが作品のベースとなります。
- 制作
- ラフで固めたイメージをもとに完成品となる作品の制作を開始します。
下書き、ペン入れ、彩色、仕上げといった工程を経て作品を完成させます。
- 納品
- 完成した作品をクライアントへ納入します。とくに問題がなければイラストレーターの仕事は終了です。
表紙イラストならここからデザイナーによって作品タイトルや見出しなどが追加され印刷へとまわされます。
- 個人販売・支援サイト
- 個人販売サイトで自分の作品やグッズを販売したり、支援サイトで月額課金などのサブスクリプションを提供します。
国内外のファンへサービスを届けられるので人気次第では安定して大きな収入を得ることも可能です。
イラストレーターになるには
イラストレーターへの道のり
イラストレーターを目指すなら、魅力的なイラストを描くスキルが必要不可欠です。
イラストを学ぶ方法は美大や専門学校に通う、独学で勉強するといった方法があります。
学校に通う場合、美大では入学時点で高い技術レベルが求められるほかアートや芸術方面の勉強が中心となりますが、専門学校では初心者から経験者まで幅広く対応しており、実践的なカリキュラムで基礎からしっかりと学ぶことができます。
なので、自分のペースで上達を目指したい人やアニメ・ゲーム・ラノベなどのエンタメ系イラストに特化して学びたい人には専門学校がオススメです。
また、専門学校ではPCやタブレットなど高価な機材が使い放題なのも大きなメリットです。
卒業後はゲーム会社やデザイン事務所への就職を目指しましょう。
すでにSNSで人気を獲得しているなら、いきなりフリーランスとしてスタートすることも不可能ではありませんが、安定するまでが大変なので、まずは企業に就職してスキルを伸ばしたり人脈を広げるのが無難です。
副業OKの会社もあるので、ゲーム会社でグラフィッカーをしながらイラストの仕事をしている人もいます。
働き方に幅のある職業なので自分に合ったライフスタイルを見つけるのが大切です。
求められる知識・資質
- セルフプロデュース能力
- 積極的にセルフプロデュースを行いファンを獲得しましょう。知名度を上げることが仕事の依頼やファンの増加へとつながります。
現在活動するイラストレーターの多くがSNS上で作品を発表することでファンを増やしています。
- 個性・オリジナリティ
- 人を惹きつける魅力的な作品を作るために自分だけの個性を磨きましょう。
絵の上手さやおもしろいアイディア、個性的な作風、生産力など自分だけの武器を作りましょう。
- 画力
- 魅力あるキャラクターデザインや表情、構図、動き、感情表現、背景などイラストレーターには高い画力が求められます。
模写やデッサン、作品づくりの経験を重ねて上達を目指しましょう。
- コミュニケーション能力
- イラスト制作では打ち合わせを重ねてお互いのイメージを近づけます。
相手の意図をしっかりと理解し要望に合った作品を納品しましょう。
必要な資格・試験情報
資格の勉強を通して足りないスキルを身につけよう
イラストレーターになるために必要な資格はありませんが、スキルアップやツールを使いこなすために資格取得を目指すのもオススメです。
資格には、「色彩検定」のような色への理解力を問われる資格や、「アドビ認定プロフェッショナル」のようなPhotoshopやillustratorの扱いに関する認定資格があります。
