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業界インタビュー

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eスポーツはゲームの枠を超えて
人々を輝かせるビジネスになる

日本一の強さを誇るeスポーツチーム「REJECT」では、選手・スタッフともに滋慶学園の卒業生が活躍しています。
創業者である甲山社長と一緒に、どんなお仕事をしているのか、そのやりがい、そして学生時代の学びが活きた瞬間を伺います。

株式会社REJECT
代表取締役CEO
甲山 翔也 氏
profile
株式会社REJECT
代表取締役CEO
甲山 翔也 氏

1999年大阪府生まれ。10歳よりeスポーツ選手として活動を始め、多くの実績を残す。2018年12月に会社設立とともに選手を引退し、チーム経営・マネジメントに専念。現在は経営に注力しながら、選手経験を活かして自ら積極的に選手スカウトなどを行っている。

REJECTはどんなチームであり企業でしょうか。その特徴を教えてください。

甲山氏
ゲーマーたちの人生をもっと豊かにしたいと考え「Empower gaming life」を理念に活動しています。eスポーツは単なるゲームの枠を超え、人々の生活に活力を与えるものだと世の中に伝えるために、私たちはチームを起こしました。REJECTという名前は、ゲームは単なる遊び、というeスポーツのネガティブなイメージをREJECTする(取り除く)、という意味を込めてつけたんです。選手たちを輝かせるために、音楽などのクリエイティブな面も磨き、伊藤忠商事はじめさまざまな企業にも後ろ建になっていただきながら、活動しています。

累計獲得賞金額は日本一を誇ります。REJECTはなぜここまで強いのでしょうか。

甲山氏
私たちが創業したのは、プロとして生活できるeスポーツの選手はまだ日本にはいなかった2018年です。その頃から練習場や選手が住み込み体調管理をしながら練習できる寮をつくるなど、日本のeスポーツ界ではもっとも早く、選手が競技に集中できる環境を整えてきました。そのなかで強くなった選手たちが結果を出してくれているのだと思います。また出場する大会の数が多く、日々たくさんの挑戦をしているのも理由のひとつかもしれません。

滋慶学園の卒業生のみなさんはREJECTでどんなお仕事をされているのでしょうか。またどんな時にお仕事のやりがいを感じますか?

山本
僕は大阪デザイン&テクノロジー専門学校のesportsイベント・マネジメント専攻を卒業し、現在は配信イベントや、オフラインイベントのディレクションなど、ファンの方との交流を目的としたエンタテインメントの構築をしています。僕らが考えたイベントでファンの方がワクワクしていただけているのを見ると、頑張ってよかったなと思います。
原田
僕は福岡デザイン&テクノロジー専門学校のesportsマネジメント専攻卒業で、REJECTではグッズの企画開発や物流などを担当しています。どんなグッズなら手に取ってもらえるだろうかと考える時間にとてもやりがいを感じています。
YDOT
僕は10代の頃から大会に参加していて、プロのeスポーツ選手になるのが夢でした。京都デザイン&テクノロジー専門学校のesportsプロゲーマー専攻で学び卒業後は、REJECTで選手として所属しています。毎日練習を重ね、その成果を試合で発揮できた瞬間が一番うれしいです。

甲山さんにお伺いします。滋慶学園出身のスタッフ・選手の印象はどんなものですか。

甲山氏
みなさんゲームと仕事が大好き。休日も会社に来てゲームをやっているくらい、いい意味で公私混同してくれています。学生時代からすでにイベント運営などの現場を経験しているため「しんどいのは当たり前」というメンタリティがすでにできているところが強いと思います。ワクワクしながら熱量を持って困難を乗り越えていく、そういうことができる人たちが、滋慶学園出身者には多い印象です。

卒業生のみなさんは学生時代の学びがどのように仕事に活きていますか?

山本
音響機材など、学校にはイベント運営に必要なプロ仕様の機材がたくさん揃っています。僕は学生時代にゲームイベントを主催しそこで機材を扱えるようになっていたので、REJECTで初めてイベントを行う時もすぐに仕事にかかれました。また学校にプロ仕様の機材があることで、それを使いどうイベントを構成していくかなど常に考えることができたのも、現在の仕事に活きていると感じています。
原田
僕も、学校ではイベント制作を学び、動画制作・編集の技術なども習得できました。学校でのイベント制作ではいろんな困難が毎回つきもので、そこでみんな対応力が磨かれていったと思います。また僕は学生時代に動画配信などもし、そこで「見ている人にわかりやすく伝えるにはどう話せばいいか」を研究しました。現在は営業トークなどで活かせているのではないかと感じています。
YDOT
僕は英語をしっかり学生時代のうちに学べてよかったなと思っています。プロゲーマーは世界大会を目指すうえでも英語は必須。集中的に教えてもらえる環境があってありがたかったです。

どんな人が業界では活躍していますか?

甲山氏
なにかの熱烈なファンであること、そしてその熱量を隠さない人が活躍しています。熱意があれば若手でもすぐに活躍できる業界なので、自分をアピールできるかどうかも大事です。

eスポーツ業界を目指す高校生や若い方が、今のうちにやっておいた方がいいことはありますか?

山本
ゲームは絶対しておいた方がいいです。僕らの仕事は常に選手がどう戦っているのか、理解してなければなりません。ぜひこれからは「あの選手だったらどうするか」と意識しながらゲームをしてみてください。業界への理解が深まると思います。
YDOT
大会に出れば多くの人に自分の一挙手一投足が見られて、とても緊張するんです。だから僕の場合、「緊張に打ち勝てる自分」に鍛え上げる必要がありました。高校生の時から誰も見ていなくても、ゲームをする時は配信し、見られている状態に慣れるようにしてきたんです。ゲーム以外でも、自分の弱みを知りそれを克服することが大事です。
原田
「待たずに行動すること」も意識してほしいです。eスポーツは今盛り上がってきている業界で、行動する人が求められています。受け身でいるのではなく自分でゲーム配信をしてみたり、企業のイベントに行ってみたりするのがいいと思います。
甲山氏
ゲームが好きな学生さんなら誰もが憧れる業界、そういうふうに盛り上げていきたいですし、だからこそ狭き門になっていくでしょう。そこに飛び込んでくださるのであれば「誠実であること」と「目立つこと」、その両方を目指してほしいです。ネット社会の今、不誠実な投稿はのちのちのキャリアにとても影響します。そこを意識しながら、ユニークな配信や発信ができる人はいいなと思いますね。自分を目立たせ輝かせる方法を研究している方は、選手として、あるいはスタッフとして選手を輝かせることもできると思います。

最後に、甲山さんから日本のeスポーツ業界のこれからの展望をお聞かせいただけますか。

甲山氏
大会に出て賞金をもらって選手は生きていく、というフェーズから現在は、選手それぞれがブランドになり、ファンを獲得し、さらにeスポーツ全体のビジネスが盛り上がる、そんなところまで、ここ2、3年で急速に変化してきました。ここからはプロ野球などのリアルスポーツチームの人気に近づいて、あるいは超えていけるかもしれません。2026年にはアジア競技会やeスポーツワールドカップの「eスポーツネーションズカップ」が開催されます。サウジアラビアではeスポーツのリーグが盛り上がり、中東からの出資も増えています。これからさらに盛り上がっていけると、非常に展望は明るいと思います。eスポーツに興味を持ってくださる若いみなさん、ぜひ一緒に盛り上げましょう!